国語のみで受験できる入試
ここでは英検の資格/スコアを利用して、国語のみで受験できる入試方式をご紹介します。
「読解力は自信があるけれども、時間が無くて地歴に手が回らない」という方におオススメです。
換算型(英検のスコアが英語の点数として換算される)と資格型(英検の級数/スコアは出願資格で、英語の試験が免除される)があります。
中央大学国際経営学部
英語外部試験利用方式
タイプ:換算型(5点刻みの得点、200点満点)
配点:国語100点+英語200点(合計300点)
出願資格:2.0/1980
英語の配点が高いので、英検スコアが準1級/2400程度以上の方が有利です。
国語は、大問が3つで全て現代文。
経営/経済に関するテーマの文章が出題されており、同学部系の小論文対策と同様に論点つぶしをしておくべきでしょう。
漢字対策もしっかり行い、細かな失点を防ぎたいところです。
前提知識さえあれば、設問は素直で解きやすく、満点が狙えます。

中央大学国際情報学部
英語外部試験利用方式
タイプ:換算型(15点刻みの得点、150点満点)
※2.0/2300で90点換算
配点:国語100点+英語150点(合計250点)
出願資格:2.0/2067
英語の配点が高いので、英検スコアが準1級/2400程度以上の方が有利です。
国語は、大問が3つ。
1題目は国語常識であり、対策は欠かせません。
残る2題は現代文で、古文は出題されません。
情報に関するテーマの文章が出題されており、同学部系の小論文対策と同様に論点つぶしをしておくべきでしょう。
前提知識さえあれば、設問は素直で解きやすく、満点が狙えます。

明治大学国際日本学部
英語4技能試験活用方式
タイプ:資格型(準1級)
配点:国語150点
国語は大問が3つ。
現代文2題と古文1題です。
クセツヨな明治大学の現代文の中では国際日本学部は比較的取り組みやすい問題です。
ただ、明治大学特有の空所補充問題については本学部でも出題されますので、しっかりとしたスキルを身につけておくべきです。
古文も基本的な問題と言えますが、やや状況把握が困難な場合があります。
古文常識の知識も必須です。

法政大学
英語外部利用入試(文系)
タイプ:資格型
配点:国数から1
出願資格:準1級(法/経済-国際/文-英文/国際文化)、2級/2150(現代福祉)、2級(社会/経営/人間環境/キャリアデザイン/スポーツ健康)
学部により出願資格が異なるので確認が必要です。
同一日程(T日程)で実施され、学内併願が可能です。
国語は大問3つです。
1題目の国語常識は対策が不可欠です。
残る2題は現代文で、古文は出題されません。
選択式の設問のレベルは難しくはなく、満点が狙えます。
合否のカギは、2問出題される40字以内の記述問題の攻略です。

武蔵大学
全学部統一グローバル型
タイプ:換算型
配点:英語150点+国語/選択科目100点(合計250点)
※国語と選択科目の2教科を受験することもできます。その場合、高得点の教科を合否判定に使用します。選択は、世界史探究、日本史探究、政治・経済、数学の4科目から1科目を選択。国語の古文は選択問題で、現代文だけでも受験可能です。
全学部統一の方式で、学内併願が可能です。
英語以外のもう1科目は国語と選択科目(地歴公数)から選べます(両方受験しても可。その場合高得点の方で合否判定されます)。
国語の1題目は現代文で共通問題。
2題目は現代文と古文から選択できます(両方解くのも可、その場合高得点の方で合否判定されます)。
つまるところ、現代文のみでの受験も可能なわけです。
現代文の問題は少々クセアリですが、数の多い空欄補充問題をクリアできれば、全体として難易度は高くないので、十分高得点を狙えます。
