将来何をやりたいか
キャリアデザインの出発点は、「将来やりたいこと」と「それを実現するための職業」を考えることです。
あなたは将来、どのように生き、何を実現したいのでしょうか?
教師など周りの人の評価を気にせず、自分の素直な気持ちと向き合いましょう。
やりたいことに「正解」はない
この点、大学の評価を気にして高尚な目標を設定する必要はありません
大学が評価するのは、受験生の「大学で学ぶための資質」と「目標実現に向けた大学生活のプラン」です。
だからこそ、自分の目標が「自分にとってなぜ大切なのか」を自分の言葉で説明できることが大切です。
他者の価値観に左右されず、自分自身の興味・関心に正直に向き合うべきなのです。
将来どんな職業に就きたいか
就きたい職業も「社会的な評価の高さ」で選ぶ必要はありません。
どのような職業であっても、真摯に取り組めば必ず誰かの役に立ちます。
歴史を振り返れば、社会の変化とともに消えた職業も多くあります。
つまり、現存する全ての職業は、必ず現在の社会に必要とされているのです。
具体的なルートを考える1
やりたいことが抽象的な場合、それを実現するための具体的なルートを複数考えます。
例えば「難民問題の解決に関わりたい」場合、
・法律家として難民の権利を守る
・NGO/NPO職員として現場支援に携わる
・政治家や国際公務員として制度設計に関わる
など多様なアプローチがあります。
各ルートに必要な資質・スキル・資格・学部学科を比較検討し、自分に最適な進路を見つけましょう。
具体的なルートを考える2
やりたいことがボランティア性の強い事柄であっても、大学が求めるのは「職業人としてどのように社会に関わる考えか」を示すことです。
職業としてその活動を行うルートを調べてみましょう。
例えば「野生生物の保護に関わりたい」場合、
・鳥獣保護員(自治体職員)
・自然保護官(環境省職員)
・獣医師
などが挙げられます。
社会貢献と自己実現
職業を決めたら、「その職業を通じてどのように社会に貢献し、自己実現を図るか」を考えましょう。これは理想論ではなく、キャリアの方向性を決める重要な視点です。
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職業を通じた社会との関わりどの職業も、社会に何らかの貢献をすることができます。 |
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自己実現の物語を描く職業は単に収入面だけでなく、アイデンティティ形成にも大きく関わります。 |
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社会の一員としての視点人は社会の一員として、多くの他者と関わりながら生きています。 |
現代の日本社会は様々な問題が山積し、将来の展望が描きにくい状況です。
とはいえ、キャリアデザインに際し「社会は社会、自分は自分」という態度は大学の評価を下げます。
様々な社会問題が、自分の将来の職業や人生にどのような影響をもたらす可能性があるのか、リサーチしたり具体的にイメージしてみましょう。
そうすることで、社会問題を「自分事」として捉え、それに対する独自の視点や考えを持つことができます。
この観点が、キャリアデザインと小論文・課題論文等の内容とを結びつけるのです。
以上のように段階的に整理すると、最初の「将来やりたいこと」が徐々に具体的化していることに気づきます。
社会貢献と自己実現を結びつけたビジョンは、総合型選抜・学校推薦型選抜のエントリーシートや面接で、あなたの志望理由と将来展望を説得力をもって示すための核(コア)となります。
表面的な「きれいごと」ではなく、自分自身の価値観に基づいた真摯な言葉で語ることが大切です。