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小論文答案作成ガイド

小論文の答案に何を書けばよいのか?
その内容のおはなし


小論文の答案の構成や形式は習ったけれど
何を書いたらいいのか書く内容が分からない
アイディアが思い浮かばなくて困っている…

そんなときに読んでみてください

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小論文の答案に何を書けば
よいのか?
その内容のおはなし

小論文の答案の構成や形式は習ったけれど何を書いたらいいのか書く内容が分からない
アイディアが思い浮かばなくて困っている…
そんなときに読んでみてください

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小論文答案作成上の基本事項


総合型選抜/学校推薦型選抜と一般選抜の小論文
~入試における位置づけの違い~

総合型選抜/学校推薦型選抜と一般選抜とでは、受験生にとって小論文の重要性と目標とする学習到達度に大きな違いがあります。まずはその違いを把握しましょう。

一般選抜の小論文

科目試験の配点が高く(または基準点設定)、小論文試験はそれほど重視されません(#1)。
戦略的には、その大学の受験生の平均レベルの答案が作成できれば十分です。

ですから、あまり小論文対策に時間と労力をかけず、科目の学習に集中するべきでしょう。
その意味で「テンプレート式」小論文答案作成法は、学習の効率化を期待できます。

総合型選抜/学校推薦型選抜の小論文

志望理由書や面接試験と並ぶ重要な選考要素で、配点も高いことが多いです(#2)。
合格を確実にするためには、小論文で高評価をもらって、他の受験生と差をつける必要があります。
テンプレ式に「型」を整えるだけではダメで、答案の「内容」が非常に重要です。

また小論文でも、ペルソナ(#3)を審査されていますので、答案上でペルソナをはっきりとアピールする必要があります。

  1. 慶應義塾大学SFCや青山学院大学個別日程の小論文/論述問題は重大な例外にあたります。
  2. 医療系でよく見られる「段階評価」の小論文試験は一般選抜と同様です。
  3. 「ペルソナ」とは、大学が総合型選抜/学校推薦型選抜において求めている学生の資質/理想の学生像です。

つまり、一般選抜の小論文は「守りの答案」でOKですが、総合型選抜/学校推薦型選抜の小論文は「攻めの答案」「勝てる答案」であることが求められます。
論理的に考えれば、「勝つ」ためには、大学が小論文試験で審査する能力を習得し、それを答案上でアピールできればよいはずです。


小論文試験で求められる能力

~スキル&知識~

日本語用法上の知識

文法(助詞・接続語の選び方)、主語・目的語、修辞(レトリック)、漢字などの日本語の基礎知識は、小論文答案作成のベースです。
しっかり身につけて、つまらない減点を防ぐ必要があります。

語彙力

自分の考えを正確に読み手に伝えるうえで、適切な言葉選びは非常に重要です。
使う言葉を間違えると、意味が誤って伝わることがあるからです。
小論文では学術的なテーマが扱われるため、それにふさわしいレベルの語彙力を身につけることが必要です。

設問の指示を正確に捉える能力

設問に示された出題者の意図/指示を「題意」といいます。
「題意」は、受験生が答案に書くべきことを示しているので、題意を捉え損ねると、設問とは全く無関係なことを答案に書くことになり、評価対象外となります
にもかかわらず、「題意」を正確に捉えられていない受験生が驚くほど多いのが実情です。

課題文章の読解力

課題文型小論文では、課題文章の内容・趣旨・著者の主張を理解する能力も必要です。
現代文で要求される読解力とほぼ同様のものです。
課題文章が正確に読解できていないと、答案の方向性がズレてしまったり、そもそも書くべきことを誤ることになりかねません。

データを読み取る能力

データ(図表/グラフ)を提示して、そこから推論できることを論じる形式の問題があります。
表面的な数値の大小/増減に触れるだけではなく、そこから推論して仮説を立てて論証することが求められます
また、推論の前提に歴史や政治経済の知識が必要な場合もあります。

テーマに関する知識と理解

時事問題や頻出のテーマ、また各学部学科に関わるテーマに関する知識は必要です。
とくに法学、政治学、経済学、経営学、農学などの学部系統は、固有のテーマや最新のトピックが出題されることが多いです。
本質的な理解を伴わずにただ知っているだけでは、単なる知識の羅列しか書けません。


小論文試験で求められる能力

~小論文答案の内容をつくる思考力と発想力~

論理的思考力

物事を筋道を立てて考えられる能力、与えられた情報から正しく推論できる能力です。
学問を学ぶうえでも社会人になって仕事をするようになっても、必要とされる重要な能力ですが、具体的にどういうことなのかは意外と理解されていません。

文章表現力

わかりやすく正確に自分の考えを文章で伝える能力です。
学術面でのコミュニケーション能力とも言えます。

柔軟な思考力

固定観念にとらわれず、問題を様々な視点から考えることができる能力です。
パラダイムシフト(物事を考える枠組みや価値観を変えること)できる力とも言えます。
近時ビジネスの世界で求めらていれる「ブレイクスルー」や「イノベーション」につながる能力です。

独創的な発想力

常識にとらわれない自由で創造的(クリエイティブ)な発想ができる能力です。
また、自分独自の問題の捉え方ができる能力でもあります。
問題に対する「自分なりの切り口」というやつですね。
近時学術の世界で求められる「問題発見能力」と「問題解決能力」につながる能力です。


この「小論文答案作成ガイド」では、上記の各能力について、詳しく解説していきます。
基本的な技術・スキルの習得方法をお伝えするのはもちろんのこと、「小論文に何を書いたらいいのか内容が思い浮かばない」という方に役立つガイドとなっています。

 

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